【アイビスSD】ピューロマジックが驚異の切れ味を見せ重賞3勝目 23年ぶりのタイレコードも飛び出す超高速決着

2025年08月04日(月) 18:00

JRA史上最速となる「31秒3」の上がりを記録

重賞レース回顧

アイビスSDを制したピューロマジック(撮影:下野雄規)

 初の新潟の直線1000m出走となった4歳牝馬ピューロマジック(父アジアエクスプレス)の控える作戦からの切れ味が、フルに爆発した勝利だった。

 内寄りの6番枠を引いたため、前半は馬群の内側をなだめながら追走し、鞍上のC.ルメール騎手からスパート開始の合図があったのは、残り300mを過ぎてからだった。絶好の芝コンディションを味方に、レースの後半3ハロン32秒0となった高速決着を抜け出したピューロマジックの上がりは、JRA史上最速の「31秒3」だった。勝ち時計は2002年にカルストンライトオが記録した「53秒7」とタイレコードである。

 1000mなのでピューロマジックも、2着惜敗のテイエムスパーダ(父レッドスパーダ)も・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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