2025年08月08日(金) 18:00
札幌の「エルムS」と、7月の函館の「マリーンS」の強い結びつきは知られる。エルムSの最近10回の連対馬20頭中10頭までが、マリーンSで3着以内に好走した馬によって占められている。
有力馬の1頭テーオードレフォン(父ドレフォン)は、昨年の2つのレースを、「3着、3着」だった。今年はマリーンSを2着。勝ち馬も、3着馬もここにはいないので、当然、候補の1頭ではあるが、該当するマリーンS好走馬が1頭だけなので、別路線組にもチャンスは十分にある。
昨年のエルムSを好時計で2着のドゥラエレーデは巻き返してくるだろうが、侮れないのは今春の上がり馬ブライアンセンス(父ホッコータルマエ)。前走の平安Sは相手強化もあったが、得意ではないスローペース。前半から固まった馬群にもまれすぎた。
ダート1800mには1分49秒7の好時計があるだけでなく、1分51秒台の速いタイムが3回もある。距離1700mはプラスになるだろう。
父ホッコータルマエ(その父キングカメハメハ)は、ダート限定部門のサイアーランキングで大接戦の4位につけている。
ブライアンズタイム産駒の母はダート4勝馬。2014年のレパードSを制し、2015年のフェブラリーSを2着するなど、ダート重賞を6勝もしたインカンテーションの半姉でもある。まだ5歳のブライアンセンスの豊かな成長力に期待したい。相手は強力だが、本線はドゥラエレーデの巻き返し。
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柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。
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