【キーンランドC予想】夏の洋芝短距離はネヴァーベンド 差しがきくのが函館SSとの違い

2025年08月17日(日) 19:00

「夏の洋芝短距離戦は、ネヴァーベンド≒ボールドリーズンの血が強い」と書きつづけてきたが、このキーンランドCにおいても過去5年の連対馬9頭のうち8頭がネヴァーベンド≒ボールドリーズンの血を引いている。昨年にしても1着サトノレーヴはミルリーフ6×5だし、2着エイシンスポッターは母がボールドリーズン≒ネヴァーベンドの3/4同血クロス4×4で、やはり洋芝はラトロワンヌ血脈のパワーが優位。勝ち馬の4角平均順位は5.8で、連対馬の4角平均順位は5.5。極端な前傾ラップにならなくても差しが間に合う傾向。(解説:望田潤)

ウインカーネリアン

 ウインアイオライトの全兄で、ウインルチルやウインシトリンの半弟で、母コスモクリスタルはJRA4勝(芝1200)。母母クリスチャンネームは函館3歳S3着。アウトブリードの母にノーザンダンサー4×4とヘイルトゥリーズン4×4をもつスクリーンヒーローが配されてメリハリのきいた配合だ。父中距離×母短距離らしい先行脚質で、最近は体重が増えて短距離にシフトしてきたが、前傾ラップに巻き込まれてしまうと苦しいか。マイネルラヴの肌だし洋芝は合うはず。

距離○ スピード◎ 底力○ コース◎

ナムラクララ

 母サンクイーンIIは優秀な繁殖で、・・・

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望田潤

競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」https://nas-quillo.hatenablog.com/

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