【札幌記念回顧】時計のかかるタフな馬場状態での決着! 荒れた札幌記念の回顧とは

2025年08月18日(月) 18:00

とうけいば回顧

札幌記念を制したトップナイフ(撮影:高橋正和)

 今週は札幌記念と中京記念!

 中でも秋GIの予想においても重要な札幌記念について回顧します。

2025年8月17日 札幌記念

舞台:札幌 芝2,000m
勝ち時計:2:01.5
レースラップ:12.9 - 11.0 - 12.2 - 12.4 - 12.1 - 12.1 - 11.9 - 12.0 - 12.3 - 12.6
ペース:平均ペース(60.6秒 – 60.9秒)
風向き:影響なし
脚質:フラット
馬場:ややイン有利

【レースポイント】

1.雨の影響は顕著! 洋芝の稍重らしいタフな馬場
2.ペースはフラットで馬場・脚質による有利・不利なし
3.総じて時計のかかるタフな馬場適性が問われたレース

【レース概要】

 当日10〜14時頃まで降った雨の影響で馬場は稍重。

 札幌は開催4週目でただでさえ荒れており、時計のかかるタフな馬場状態となった。

 ペースは前後半1000mが60.6秒 - 60.9秒と平均ペース。向正面でペースが落ちなかった分、前2頭はややキツいペース。とはいえ、3番手以下はマイペースで走れており、脚質による有利・不利は少ない競馬だった。

 札幌記念は内を立ち回った馬(1着トップナイフ、3着アラタ、4着ケイアイセナ)が上位に来ているが、どの馬も時計のかかるタフな馬場で好走歴があり、通った進路よりも馬場適性の差で上位にきた印象。

 実際に同日に行われた札幌9R(芝1200m)や札幌12R(芝2600m)では外を回した馬が上位に入線しており、馬場の内・外で大きなバイアスはなかったと判断できる。

 以上から今年の札幌記念は脚質や馬場による有利・不利はなく、時計のかかるタフな馬場での適性が求められたレースとなった。

 特殊なレースになったこと、そしてレベルも札幌記念としては低めのため、秋GIにおいては上位入線馬を過剰評価しないようにしたい。

【回顧点数表】

各馬がどれだけ能力を発揮できたか点数化。
普通が4点。なんらかの不利があった場合は3点以下。
反対に馬場や展開など恩恵があった場合は5点としています。

5点:スムーズで恩恵ある
4点:能力通り
3点:やや不利があるも許容
2点:不利による影響あり
1点:完全に参考外

【各馬解説】

1着:トップナイフ 4.5点
 やや出負け気味で中団後ろ。・・・

続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

とうけいば

2019年6月、Twitterで全くの無名アカウントからスタートした予想家活動が瞬く間に急成長。2021年10月には自身初の単行本「降格ローテ」が出版され、いま最も波に乗る新進気鋭の若手予想家。

関連情報

新着コラム

コラムを探す