2025年08月20日(水) 18:02
▲吉原寛人騎手×坂井瑠星騎手対談最終回(撮影:稲葉訓也)
前回までは、「圧倒的1番人気を背負いながら、フォーエバーヤングを本馬場入場でファンに見せて歩けるのはなぜか?」など、吉原騎手からの質問に瑠星騎手が答えてきました。ところが、最終回の今回は、立場が逆転。瑠星騎手から質問の嵐で、ポイントとなったのは彼の28歳という年齢でした。騎手デビュー10年目は、キャリアビジョンが大きく変わる節目。所属の枠を超えて活躍する二人は、転換期をどう捉えているのでしょうか。
前回はこちら▼
(取材・構成:大恵陽子)
──瑠星騎手から吉原騎手に聞いてみたいことはありますか?
坂井 色々あります。分かりやすいことだと、返し馬。競馬場によって違うと思いますけど、レースまでに何を大事に考えているのかが気になります。
吉原 変なテンションにさせないとか、返し馬のリズムをちゃんと作ることを考えています。
坂井 返し馬のリズムって何ですか?
吉原 返し馬をパーッと出して、掛かって消耗させても良くないけど、テンに行きたい馬はちょっと気合いをつけて一歩目を出したりします。レースプランに合わせて返し馬で馬を作っているけど、瑠星は入場行進からもうレベルが違うから。ファンにちゃんと馬を見せるっていうのは、僕に足りないところだと思いました。僕がちょっと自分の世界に入りすぎているかな。
▲レースまでに考えていることは「変なテンションにさせないこと、返し馬のリズムをちゃんと作ること」(撮影:高橋正和)
坂井 いやいや、そんなことないです。
──瑠星騎手、恐縮しきりですね(笑)。
坂井 吉原さんは毎日競馬じゃないですか。レースプランはどのぐらい考えますか?・・・
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