2025年08月22日(金) 18:00
順当な結果になりそうに見えて、最近6年のうち5年が3連単「6桁(10万円以上)」の波乱になっている難解な特別戦。この6年、1番人気馬は2023年に3着を確保しただけ。毎年のように馬券には関係できないでいる。夏競馬が終了する8月末、連続して好走した馬が好調キープとはならないのが原因と思われる。
ムラな成績が目立つ5歳アイファーテイオーは、父アイファーソング(3代母は新潟大賞典、毎日王冠など重賞5勝ジュウジアロー)。父系祖父ソングオブウインド。3代父エルコンドルパサー。秘める可能性と、JRA5勝、公営7勝の成績で2018年に種牡馬入りしたが、必ずしも良血の著名馬ではないから、まだ総産駒は30頭未満。そんななか、2年目の産駒アイファーテイオーは、唯一のJRAオープン馬に成長してきた。
3代母クールアライヴァル。ダートG1勝ちを含め北米7勝馬の牝系はタフ。祖母の全兄には芦毛の種牡馬となったクーリンガー(JRA、公営通算61戦10勝)がいる。
昨年の新種牡馬ミスターメロディ(高松宮記念馬)、グランドボヌール(JRA、公営通算77戦15勝)、グランドロワ(JRA、公営通算47戦7勝)、ゴーイングパワー(JRA、公営通算57戦5勝)などが同じファミリーの活躍馬になる。
アイファーテイオーは、サンデーサイレンスの(4×3)ながら、一見した限りでは地味な血統背景に映るので、26戦4勝ながら1番人気はたった1回だけ。快走すると好配当をもたらす。前走も、3走前も高配当の主役はこの馬だった。タフな一族の逆転の快走に期待したい。
前に行きたい人気の外国産馬ジャスパーロブスト(父Khozan)が最内枠を引いたので、ハイペースになる公算大。アイファーテイオー向きの流れがありえる。昨年の勝ち馬ブレイクフォース本線に、波乱を期待して手広くいきたい。
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柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。
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