パンジャタワー(撮影：高橋正和)

　今週は新潟2歳SとキーンランドC。

　今回は古馬重賞であるキーンランドCを回顧に取り上げます。

2025年8月24日 キーンランドC

舞台：札幌 芝1,200m
勝ち時計：1:08.2
レースラップ：12.0 - 10.5 - 11.1 - 11.3 - 11.5 - 11.8
ペース：平均ペース(33.6秒 – 34.6秒)
風向き：やや直線向かい風
脚質：やや前有利
馬場：フラット

【レースポイント】

1.Bコース替わり初週で内が再び使える馬場
2.風やメンバーレベルを考慮すれば速くないペース
3.札幌らしく各馬の能力が問われた

【レース概要】

　Bコース替わり初週に行われた今年のキーンランドCは、平日の雨の影響もなくなり良馬場開催。

　コース替わりで内の傷んだ馬場はカバーされ、内を通った馬も好走できる馬場が再び出現。

　とはいえ外を回した馬も好走できているので大きな差はない馬場となっており、進路取りによる有利・不利は少なかった。

　ペースは前後半600mが33.6秒 - 34.6秒。OPクラスであること、そして直線が弱い向かい風だったことを考慮すれば、ペースは決して速くない。

　結果的にも勝ち馬以外は前で競馬をした馬が上位を独占しており、やや前有利の競馬になった。

　とはいえ、そもそも上位入線馬は比較的人気を集めた馬が独占しており、コーナー角の大きい札幌らしく各馬の能力が問われやすい競馬となったと判断。後方で敗戦した馬は一応チェックしておくが、多くの馬は着順通りに評価していいと考えた。

【回顧点数表】

各馬がどれだけ能力を発揮できたか点数化。
普通が4点。なんらかの不利があった場合は3点以下。
反対に馬場や展開など恩恵があった場合は5点としています。

5点：スムーズで恩恵ある
4点：能力通り
3点：やや不利があるも許容
2点：不利による影響あり
1点：完全に参考外

【各馬解説】

1着：パンジャタワー　3.5点
　スタートで出遅れたが、テンで巻返して・・・