【新潟記念回顧】能力と瞬発力が勝負の決め手となった新潟記念の回顧とは

2025年09月01日(月) 18:00

とうけいば回顧

新潟記念を制したシランケド(撮影:小金井邦祥)

 今週は新潟記念と中京2歳S!

 中でも豪華メンバーが集まった新潟記念を回顧します。

2025年8月31日 新潟記念

舞台:新潟 芝2,000m
勝ち時計:1:58.0
レースラップ:12.7 - 11.1 - 11.8 - 12.4 - 12.5 - 12.3 - 12.0 - 10.9 - 11.0 - 11.3
ペース:スローペース(60.5秒 – 57.5秒)
風向き:影響なし
脚質:やや前有利
馬場:外有利

【レースポイント】

1.スローペースの瞬発力戦! ただし馬群は凝縮していたので“やや”前有利
2.馬場は外有利だが、多くの馬が外に進路を選択。よって大きな不利はなし
3.展開や馬場よりも、能力や瞬発力適性が求められたレース

【レース概要】

 ペースは新潟外回りらしく前後半1000mが60.5秒 – 57.5秒と超スローペース。中間で大きくペースが緩んだことで、馬群は凝縮。よって直線でいかに速い脚が使えるかが重要な瞬発力戦となった。

 馬場は明確に外が有利だが、初角まで距離や直線距離の長い新潟外回りでは各馬が外のキレいな馬場を選択。内を通る馬はすでに手ごたえ劣勢の馬ばかりで、全体的にみれば大きな有利・不利の少ないレースとなった。

 よって今年の新潟記念はやや前が有利の瞬発力戦と判定。

 前有利ではなく“やや”前有利としたのは、直線入口で馬群が凝縮していたため、前後の差が少なかったこと。そしてラスト1ハロンはしっかり減速したことで、前で競馬していた馬も能力がなければ残ることができない展開だったことによる。

 総じて展開や馬場よりも、世間が思っている以上に能力や瞬発力適性が求められたレースだと判断した。

【回顧点数表】

各馬がどれだけ能力を発揮できたか点数化。
普通が4点。なんらかの不利があった場合は3点以下。
反対に馬場や展開など恩恵があった場合は5点としています。

5点:スムーズで恩恵ある
4点:能力通り
3点:やや不利があるも許容
2点:不利による影響あり
1点:完全に参考外

【各馬解説】

1着:シランケド 3点
 中団後ろの外目。直線は馬場の良い外をスムーズに確保すると、・・・

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とうけいば

2019年6月、Twitterで全くの無名アカウントからスタートした予想家活動が瞬く間に急成長。2021年10月には自身初の単行本「降格ローテ」が出版され、いま最も波に乗る新進気鋭の若手予想家。

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