【京成杯AH予想】今年も高速馬場は確実!その中で狙い目になるのは?

アプリ限定 2025年09月03日(水) 12:00

こちらのコラムでは、俺プロ出身の奇才・のれん氏が当週の重賞注目馬を公開。ただ強いというだけでなく、馬券で期待値がとれそうな「妙味ある馬」を紹介していただきます。

今週のれん氏が注目したのは、中山競馬場で行われる京成杯オータムハンデ(GIII)。実力派の見解を、ぜひ予想の参考にお役立てください!

親和性の高い前走レースとは

 まだまだ暑さは続くが、暦は9月に入りいよいよ秋競馬が開幕。中山競馬場は4月末の皐月賞から開催がない為、この間に芝を張り替えて一年間使われた馬場を養生する。近年は夏の高温もあってこの中山開催の馬場もより速くなっていて、昨年開幕日の紫苑Sは1.56.6のレコード、日曜の京成杯AHは中間で緩んでもレコードまで0.5秒差の1.30.8と異常なレベルの速さだった。

 先週の中京は最終週にもかかわらず馬場がさらに高速化して、1勝クラスの芝1600mで1.31.3のレコードタイムが記録されたが、当日名古屋では最高気温が40度を超えていたように、気温の上昇がその一翼を担っていることは間違いない。となると今年の中山も昨年レベルの超高速馬場になる可能性が十二分にある。

 時計が速くなるということは物理的にロスを少なくするのが有利なので、スタートしてすぐコーナーを迎えるコース形態からも内枠に利がある状態になりそう。実際内枠有利と言われる中山芝1600mでも時計の掛かる冬や馬場が使われ続けた春では枠の差はないが、この秋開催は顕著に内枠有利、外枠不利の傾向となる。

のれんの腕押し

 中山芝1600mで高速馬場になる場合、2コーナーから3コーナーにかけてを下っていくコース形態でペースが緩みにくく、1400m質なワンペースで押し切る競馬もよく見られる。

 実際このレースでも1400mの3勝クラスを勝ち上がったばかりのトロワゼトワルがレコードを叩き出して翌年も優勝したり、ジャンダルムやウイングレイテスト等その後スプリントで活躍したような馬も好走している。

 今年の登録馬でオープンクラスの1400m以下で勝利した実績があるのはドロップオブライトだけだが、他には中山と同じく道中下りが多くペースが緩みにくいコースの中京記念が阪神のしらさぎSや新潟の関屋記念に比べて親和性が高いと考えられる。今年から別定戦になったことでメンバーレベルも高くなっていくだろうし、中京記念好走組は狙い目になりそう。

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のれん

人気落ちを狙い、買い時を逃さない俺プロ出身の人気予想家。本格的に競馬予想を始めてから僅か3年で年間回収率115%を達成し、2021年11月にウマい馬券でデビューを果たした。馬場や枠順はもちろん、血統・馬体・走法などから見る適性も重要視しており、その実力には現在活躍中のプロ予想家たちも絶賛している。

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