【京成杯AH予想】特殊な舞台だからこそ狙いたい馬とは?

アプリ限定 2025年09月04日(木) 18:00

こちらのコラムでは、俺プロ出身のYUTA氏が当週の重賞有力馬を診断。「あり」か「なし」かの2択でジャッジします。

今週YUTA氏が注目したのは、中山競馬場で行われる京成杯オータムハンデ(GIII)。実力派の見解を、ぜひ予想の参考にお役立てください!

コース実績に注目

 まずはコースの特徴について。

 中山芝1600mは1コーナー奥の引き込み線からのスタートで、最初のコーナーである2角までの距離が短いことから、終始外々を回らされて距離ロスが大きくなる外枠が不利になることが多く、また、2コーナー以降ずっと下り勾配なので、中盤のラップが緩まずに持続力が問われやすいコースとなっている。

 次にレース傾向について。

 中山以外のマイル戦は中盤のラップが緩んで瞬発力勝負になることが多いが、上で述べたように中山マイルは中盤のラップが緩まずに持続力が問われやすいという特殊な舞台。それだけにコース実績が重要となっており、過去5年の3着以内好走馬15頭のうち9頭が中山マイルのオープン・重賞で連対経験があったので、コース実績がある馬は近走の成績を問わず軽視禁物と言える。

 また、野芝100%で迎える秋の中山開幕週に行われるということもあり、非常に時計が速い決着となりやすいのも特徴的。これにより、ジャンダルムやコントラチェック、ウイングレイテストといった前後問わず1400m以下の重賞で好走した馬の台頭も目立っており、該当馬は注意が必要な存在となりそうだ。

 そして、このレースはサマーマイルシリーズの最終戦ということで、前走で関屋記念や中京記念に出走していた馬の参戦が多く、これらの馬の過去10年の成績についても見てみると、以下の表のようになる。

YUTAの「この馬どっち?」

 見ての通り前走中京記念組が優勢となっており、これはレース間隔という点で、中6週の中京記念の方が中3週の関屋記念よりも夏場だけに疲労を残しにくく、また、中京マイルも中山マイルと同様に中盤が下りでペースが緩みにくいコース形態であるということが主な要因と考えられる。

 ただ、今年から開催順が変わり、関屋記念からは中5週、中京記念からは中2週となったので、中京記念組優勢の傾向が薄れ、これまでよりも関屋記念組の台頭が増えてくる可能性があることは頭の中に留めておきたい。

【上位人気想定馬ジャッジ】

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YUTA

2021年9月の俺プロ最強位バトルで上位入賞し、同年11月にウマい馬券でデビュー。2023年には年間プラスを達成し、その実力が本物であることを証明した。回収率はもちろんのこと、全予想家の中でも上位を誇る安定した的中率の高さもYUTA氏の特徴で、派手さはないものの万人受けする予想でファンを拡大している。

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