2025年09月05日(金) 18:00
天候は怪しいが、動き絶好のアーレムアレス(父ハービンジャー)に注目したい。
今年の北海道シリーズは、函館の2歳戦では芝1800mに1分48秒1。札幌では1分47秒2の2歳コースレコードが記録された高速だった。
アーレムアレスの1分48秒7は3番目のタイムだが、函館最終日の開催12日目の時計で、上がり34秒8は2つのレコードより0秒4以上速かった。前半は行きたがりながらも早めに折り合うと、最後は11秒3だった。時計以上に中身は濃い。
父ハービンジャーは快速系ではなく、母方もダート巧者を送る血筋。パワーと、未来を展望できる底力が身上のアーレムアレスの1分48秒台は、十分に価値がある。時計がかかるのはむしろ歓迎。好勝負必至のはずだ。
中山は、馬場が回復すれば開催初日で高速決着の可能性がある「京成杯AH」。最近10年、1分30-31秒台の決着が4回もある。6歳ニシノスーベニアは、札幌2歳Sのアーレムアレスと同じハービンジャー産駒。
アーレムアレスと同様、快速タイプともいえないが、母リップルは大種牡馬ヘイローの母となった快速牝馬コスマーの「4×4」。本質はスピード勝負も大丈夫だろう。
前走の関屋記念は前半56秒9のハイペースを好位で追走して、1分31秒0のコースレコードの勝ち馬と、0秒3差だけの1分31秒3。一度はあわやと思わせるシーンもあった。中山1600mは[2-0-3-3]。坂は苦にしない。巧みに流れに乗っての粘り込みがある。
コントラポスト、エリカエクスプレスが相手本線。
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柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。
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