【セントウルS予想】“若い馬有利”の一戦にベテラン勢が勢揃い 連覇狙うトウシンマカオに期待

2025年09月06日(土) 18:00

半世紀以上続く不屈の父系

 阪神のGIIセントウルS(1200m)は、もう18年も連続して5歳以下の若い馬が勝っている。高松宮記念、スプリンターズSが示すように、スペシャリストの距離に年齢は必ずしも重要ではないのだから不思議だが、今年は有力馬に6歳以上馬が揃った(半数の8頭)。ベテラン勢の逆襲に期待したい。

 連覇を狙う6歳トウシンマカオ(父ビッグアーサー)は、2歳時から5年連続勝ち星を記録し、3歳以降は4年連続して重賞レース制覇。2歳時より40キロも体重が増えていた前走の1分18秒3は、芝1400mのJRAレコード。一段と強くなった印象を与え、迫力満点だった。先頭に立った1200m通過は1分07秒2。

 知られるように輸入種牡馬テスコボーイ(1963)→サクラユタカオー(1982)→サクラバクシンオー(1989)→ビッグアーサー(2011)→と連続する父系は、1970年前後から、もう半世紀以上も勝ち馬を送り続ける日本の最長の、不屈のサイアーライン。少しもスピード能力を失わない。・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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