【愛弟子が徹底解説!】モレイラ騎手の「誰にも真似できない」騎乗技術── その“真髄”をゴンサルベス騎手が明かす

2025年09月10日(水) 18:02

馬ラエティBOX

▲フランシスコ・レアンドロ・フェルナンデス・ゴンサルベス騎手に師匠の凄さを伺いました(撮影:高橋正和)

今週末から短期免許を取得し、来日するジョアン・モレイラ騎手。GI・スプリンターズSのサトノレーヴなど、この秋もその手綱捌きに注目が集まります。

そんな“マジックマン”と呼ばれる彼といえば、ファンのみならず多くの競馬関係者が絶賛する騎乗技術。では一体、その技術の何が優れているのでしょうか。そこで、先月のWASJで初来日し、総合4位に輝いたフランシスコ・レアンドロ・フェルナンデス・ゴンサルベス騎手にお話を伺いました。

実はモレイラ騎手の“弟子”だというゴンサルベス騎手。そんな20年来の付き合いがあるという彼に、師匠・モレイラ騎手の「誰にも真似できない」という騎乗技術を徹底解説してもらいました。また、「怒られると思ったら…」という師匠との知られざるエピソードも公開!? “マジックマン”の素顔に迫ります──。

(構成:netkeiba編集部、翻訳:木下昂也)

心待ちにしていた日本での騎乗は「忘れられない経験に」

──簡単で構いませんので自己紹介をお願いします。

ゴンサルベス こんにちは、フランシスコ・レアンドロ・フェルナンデス・ゴンサルベスです。35歳です。ブラジルのセアラー州の内陸部にあるソブラルという町で生まれました。12年前からアルゼンチンのブエノスアイレスで騎乗していますが、騎手としてのキャリアはブラジルでスタートしました。ブラジルではだいたい700勝をあげました。

 外国でも騎乗経験があり、ウルグアイやチリ、ペルーといった南米諸国だけでなく、UAEとサウジアラビアのレースにも参加したことがあります。通算勝利数は約4700勝で、アルゼンチンではG1競走を51勝しています。

──先日のWASJで初来日されましたが、日本はいかがでしたか?

ゴンサルベス 自分の成績のことも含めて、日本での騎乗は忘れられない経験になりました。人々がお互いをとても尊敬し合っている国で、ずっと前から日本を知りたい、日本の空気を味わいたいと思っていました。実際に訪れると、皆さんが私のことをとても温かく迎えてくれましたし、たくさんのサポートをしてくれました。日本の騎手の皆さんは、レースでお互いをとても尊重しています。これはとても重要なことです。

 また、人々はとても親切でした。本当に美しい時間を過ごせましたし、近いうちに日本に戻れる機会があることを願っています。日本は世界トップクラスの競馬大国です。日本で騎乗できるチャンスをいただけて本当に本当に感謝しています。WASJ史上初のアルゼンチン代表、また、WASJ史上初の南米代表の騎手になれたことをとても嬉しく思います。

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▲ゴンサルベス騎手は先月のWASJが初来日(撮影:高橋正和)

──ジョアン・モレイラ騎手のお弟子さんと伺いました。どのような経緯で、いつからのお付き合いでしょうか?

ゴンサルベス モレイラ騎手との関係は、私が2006年にサンパウロの競馬学校に入学したときに始まりました。モレイラ騎手は・・・

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