【神戸新聞杯回顧】菊花賞に向けた重要な一戦 スローペースを制したエリキングを回顧

2025年09月22日(月) 18:00

とうけいば回顧

神戸新聞杯を制したエリキング(c)netkeiba

 今週はオールカマーと神戸新聞杯!

 どちらも秋GIに向けて重要な一戦ですが、今回は先週に引き続き3歳戦の神戸新聞杯を取り上げます。

2025年9月21日 神戸新聞杯

舞台:阪神 芝2,400m(外)
勝ち時計:2:26.4
レースラップ:12.9 - 11.1 - 12.9 - 13.0 - 12.7 - 13.0 - 13.1 - 12.7 - 11.9 - 11.2 - 10.7 - 11.2
ペース:スローペース(62.6秒 – 57.7秒)
風向き:影響軽微
脚質:やや前有利
馬場:やや内有利

【レースポイント】

1.前後半1000mが62.6秒 – 57.7秒と明確にスローペース
2.残り800mから加速し、ラスト3ハロンのトップスピード持続戦
3.阪神外回りらしいレースで比較的各馬のポテンシャルが問われた

【レース概要】

 逃げ馬不在のメンバー。

 案の定、ペースは前後半1000mが62.6秒 – 57.7秒と明確にスローペース。

 残り800mから加速し、ラスト3ハロンでトップスピードをいかに持続できるかが問われるレースとなった。

 従って脚質的には前が有利であるものの、トップスピード不足の馬はキレ負けしてしまう展開。また、ラスト1000mを57.7秒で走りきるのは強い馬でなければ難しく、阪神外回りらしく比較的各馬のポテンシャルが問われたレースとなった。

 さらに、道中は1ハロン13秒台まで落ちていることから、ステイヤーに求められる「ペースダウンへの対応力」も求められている。以上から今年の神戸新聞杯上位組は、菊花賞でも当然期待できると判断した。

【回顧点数表】

各馬がどれだけ能力を発揮できたか点数化。
普通が4点。なんらかの不利があった場合は3点以下。
反対に馬場や展開など恩恵があった場合は5点としています。

5点:スムーズで恩恵ある
4点:能力通り
3点:やや不利があるも許容
2点:不利による影響あり
1点:完全に参考外

【各馬解説】

1着:エリキング 3点
 ゆっくりとゲートを出て後方。道中は折り合いスムーズに・・・

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とうけいば

2019年6月、Twitterで全くの無名アカウントからスタートした予想家活動が瞬く間に急成長。2021年10月には自身初の単行本「降格ローテ」が出版され、いま最も波に乗る新進気鋭の若手予想家。

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