【オールカマー】4歳牝馬レガレイラが57キロを背負いながら完勝 初の“兄妹ワンツー決着”に

2025年09月22日(月) 18:00

グレード制導入後、初めての快挙

重賞レース回顧

オールカマーを制したレガレイラ(撮影:下野雄規)

 完勝したのは4歳牝馬レガレイラ(父スワーヴリチャード)、2着したのは6歳牡馬ドゥラドーレス(父ドゥラメンテ)。レース前から大きな注目を集め、1番人気と2番人気に支持されたが、「きょうだい」による重賞レースのワン・ツーは、グレード制導入後、初めての快挙だった。

 別定重量戦の牝馬の57キロは、レガレイラの最大の長所である切れ味の鋭さを削ぐ心配があったが、道中は悠然と後方を追走して、直線一気。54キロでハナだけ差し切った昨年の有馬記念よりはるかに強かった。

 近年のオールカマーは牝馬の快走馬が多いことで知られるが、最近10年間、牝馬は20頭の出走で[5-2-1-12]。素晴らしい成績だ。

 オールカマーの長い歴史のなか・・・

続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

関連情報

新着コラム

コラムを探す