【スプリンターズS予想】スプリンターズSに見える極端なトラックバイアス

2025年09月23日(火) 18:00

馬場虎太郎

▲昨年はルガルが優勝(撮影:下野雄規)

馬場虎太郎が勝負レース予想をウマい馬券にて公開!殿堂入り予想家としてスプリンターズステークスで渾身の印を打つ!こちらからご覧いただけます

 先週の中山芝はCコース替わり。1200m戦(新馬戦除く)は2レース行われたが、いずれも波乱の決着となった。最大の要因はトラックバイアスである。3着内に入った計6頭のうち4頭が最初のコーナーを3番手以内で通過。逆に、3番人気以内に支持された6頭のうち5頭は二桁の位置取りから競馬を進め、軒並み凡走した。明らかに「先行有利・差し不利」のバイアスが働いていた。

 この傾向はスプリンターズSにも表れている。2021年以降、3番人気以内に推された12頭のうち、最初のコーナーを4番手以内で通過した馬は4頭。そのうち3頭が馬券に絡んだ。一方、5番手以下から競馬をした8頭は3着1回のみと苦戦。昨年も1〜3番人気のサトノレーヴ(7着)、ママコチャ(4着)、マッドクール(12着)はいずれも序盤5番手以下で、結果を残せなかった。

 今年も上位人気馬の多くは序盤に好位を取れるタイプが少なく、波乱の可能性は十分にある。狙うべきはやはり先行馬だ。・・・

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馬場虎太郎

トラックバイアス(馬場の偏り)を利用した馬券術を用いる馬場分析のプロフェッショナル。JRA発表の馬場状態ではなく独自の指標(※)を用いて真の馬場適性を分析、またパトロールビデオと綿密なデータ分析によって「トラックバイアスの不利」を受けた馬を導き出す。 ※「軽い」「稍軽い」「標準」「稍重い」「重い」の5段階で馬場状態を評価

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