アプリ限定 2025年09月25日(木) 18:02
▲馬術部の「先輩後輩対談」が実現!(c)netkeiba
毎年秋の恒例行事、国民スポーツ大会が44年ぶりに「馬のまち栗東」を有する滋賀県で開催されます。この大会に馬術競技滋賀県代表選手として、JRA栗東所属の池添学調教師が参戦します。それに際しnetkeibaでは、池添師の大学時代の馬術部の後輩であり、昨年のパリ五輪で“初老ジャパン”の一員として日本勢92年ぶりのメダル獲得を果たした戸本一真選手をお招きしての豪華「先輩後輩対談」を実施! ともに過ごした大学時代の話や、昨年のパリ五輪の裏側、お互いのキャリアについてなどを全4回にわたってお届けします!
第1回の今回は、池添師の最近の乗馬事情について。自身の馬を購入されるなど、大会に向けて精力的に取り組み、今大会も娘さんと親子で参戦するといいます。そんな池添師が、達成出来たら「今度こそやめれると思う」という最大目標とは一体──。
(取材・構成=不破由妃子)
──今年は、1981年以来44年ぶりに滋賀県で国民スポーツ大会(2023年までの名称は国民体育大会。当時の略称は国体)、『わたSHIGA輝く国スポ』が開催されます。池添学調教師が滋賀県代表として馬場馬術競技にご出場されるということで、今回は明治大学馬術部時代の後輩であり、パリオリンピックの銅メダリストである戸本一真さん(日本中央競馬会)との対談をセッティングさせていただきました。国スポの意義や大会に向けた意気込み、おふたりの大学時代の秘話などを通して、馬術競技の魅力に迫っていきたいと思います。さっそくですが、おふたりは在学期間が被っているんですよね?
池添 はい。僕が4年のときに戸本が1年で。
戸本 僕にとって池添さんは、“永遠の主将”です(笑)。
──そのあたりも後半でじっくりと伺っていきたいのですが、まずは目前に迫った国スポについて。先生は高校時代に『なみはや国体』(大阪府他)で優勝されていますよね。去年の『SAGA2024国スポ』にもご出場されたとか。
池添 はい。去年は、演技内容が定められている規定演技が8位、音楽に合わせて演技をする自由演技が7位でした。2022年の栃木(『いちご一会とちぎ国体』)も出ましたよ。戸本は高校生の頃に出てるんだっけ?
戸本 高校2年と3年のときに(出身地である)岐阜代表として出ました。2年のときは団体で優勝して、3年のときはダービーという競技で6位くらいだったかな。
──国民スポーツ大会といえば、都道府県対抗のスポーツの祭典ですが、各地の代表はどうやって選ばれるんですか?
池添 各都道府県によって違うと思うんですけど、滋賀県の場合は、水口乗馬クラブに馬術の監督がいて、その方が選手を選ぶ感じです。今年でいうと、JRAからは僕と(小牧)加矢太、あとは水口乗馬クラブのインストラクターたちですね。
──馬術の選手にとって、国スポというのはどういった位置付けにある大会ですか?
池添 僕ら大人たちにとってもそうですが、とくに馬術をやっている高校生からすると、国スポに選ばれるというのは名誉あることです。
戸本 そうですね。今でこそ全日本ジュニアが高校生以下の日本一決定戦という位置付けになっていますが、僕が高校生の頃は、全日本ジュニアで勝つことよりも国体(当時の名称は国民体育大会)で優勝することのほうが目標でしたし、「国体の選手に選ばれました!」となると、とにかく学校関係者が喜んでくれて。壮行会をやってもらった記憶がありますよ。
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