【凱旋門賞予想】馬券発売から今年で10回目。過去9回の回収率傾向は?

アプリ限定 2025年10月01日(水) 12:00

こちらのコラムでは、俺プロ出身のバフンウニ氏が当週の重賞注目馬についての見解、さらに平場予想でも使える馬券テクニックを紹介。特別登録時点での独自指数も併せて公開します。

今週バフンウニ氏が注目したのは、パリロンシャン競馬場で行われる凱旋門賞(G1)。実力派の見解を、ぜひ予想の参考にお役立てください!

日本馬の初制覇に期待

 今週末はいよいよ凱旋門賞。今年は日本から3頭が挑戦し、いずれも現地フランスでの前哨戦を勝っているだけに、例年以上に初制覇の期待がかかる。

 もちろん日本馬を応援したいところだが、馬券が発売される以上、このコラムではあくまで馬券妙味の視点から見ていきたい。

※今回は海外レースのため、通常掲載している指数表はありません。ご了承ください。

馬券発売以来の回収率データ

 国内重賞では、「過去10年の傾向」といったデータがあふれていて、過剰にオッズに織り込まれてしまうケースが多く感じる。

 一方で凱旋門賞については、回収率ベースのデータがあまり世に出ていないようなので、シンプルな傾向を拾うだけでも妙味が取れる可能性がある。日本で馬券が発売された過去9回の回収率傾向を見ていきたい。

※「単適」は、単勝を払い戻し額が均等になるように購入した時の回収率

・地元の欧州馬が好成績

チクッと突き刺す馬券の急所

 日本馬は1999年のエルコンドルパサー、2010年のナカヤマフェスタ、2012年と2013年のオルフェーヴルが2着に善戦したものの、近年は苦戦傾向。それでも日本のオッズでは日本馬の馬券が売れてしまうだけに、馬券妙味の観点からは欧州馬を中心に買いたい。

・内枠優勢

チクッと突き刺す馬券の急所

 例年、凱旋門賞当日に仮柵が取り外されてグリーンベルトが出現することもあり、明らかに外よりも内が有利な傾向がある。ちなみに馬番とゲート番は一致しないので、購入時にはくれぐれもご注意を。

・牝馬も侮れない

チクッと突き刺す馬券の急所

 日本では牡牝の斤量差が2キロなのに対して、凱旋門賞は1.5キロ。決して斤量面で有利なわけではないが、牡馬と互角以上の成績を残している。

・3歳馬有利は過去の話

チクッと突き刺す馬券の急所

 日本で馬券が発売されるようになった2016年以降、3歳馬が勝ったのは2017年のエネイブルと2023年のエースインパクトの2頭のみ。それより前の10年間(2006〜2015年)で7勝していたことを考えれば、近年は苦戦している。2017年に3歳馬の斤量が56kg→56.5kg(牝馬は54.5kg→55kg)に変更され、古馬との差が縮まった影響もありそう。

前哨戦の走破タイム

 同日に同コースで行われる前哨戦のフォワ賞、ヴェルメイユ賞、ニエル賞の走破タイムを比較するのも、シンプルながら有効な予想方法。

チクッと突き刺す馬券の急所

 昨年はタイム面で他の2レースを圧倒的に上回っていたヴェルメイユ賞の1,2着馬が、凱旋門賞でもそのまま1,2着となった。凱旋門賞では1着のブルーストッキングが2番人気、2着のアバンチュールは7番人気に甘んじていたように、シンプルなタイム比較が意外とオッズに反映されていなかった。今年もこの比較は使えそう。

チクッと突き刺す馬券の急所

 今年の上記3レースの中では、フォワ賞の走破タイムが最も速く、上りのラップでも他の2レースに全く劣らなかっただけに評価が必要。ただ、フォワ賞よりも牝馬限定戦のヴェルメイユ賞の方が斤量が 1kg重く、逆に凱旋門賞では牡馬の方が1.5kg重い斤量を背負うだけに、多少の割引は必要。

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バフンウニ

独自の期待値指数で人気を博すバフンウニ氏が、高期待値なファクターなどとともに特別登録時点での指数を公開。週末重賞の注目馬を紹介する予想コラム。

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