2025年10月01日(水) 18:02
▲凱旋門賞に向けてクロワデュノール陣営の対談が実現!(撮影:下野雄規)
いよいよ今週末に迫った凱旋門賞。今年も世界のトップホースたちが一堂に会すこの一戦に、ダービー馬・クロワデュノールが参戦します。そんな大舞台への挑戦を前に、オーナーであるサンデーレーシング代表・吉田俊介氏、管理する斉藤崇史調教師、主戦を務める北村友一騎手をお招きした豪華三者対談が実現!
第1回の今回は、9月14日に行われた前哨戦・プランスドランジュ賞の振り返り。クロワデュノールにとって初の海外遠征、古馬との戦い、斤量58kgと乗り越えるべき壁が多くありながら、見事な勝利を収めました。そんな中、勝利後インタビュー時の北村騎手の表情が明るくなかったことに気づいたファンの方も多いのではないでしょうか? そのワケをご本人が告白します。
また、陣営ですら「まったく聞いたことがないレースでした」という同レース。そこを前哨戦として選択した理由も明らかに──。
(取材・文=不破由妃子)
──9月14日の前哨戦、プランスドランジュ賞を勝利(ロンシャン競馬場/G3/芝2000m/重)。初の海外にして重馬場、58キロを背負っての一戦でしたが、まずは北村さん、レースを振り返っていただけますか?
北村 上って下ってフォルスストレート(偽りの直線)を走って最後の直線(533m)を迎えるという、日本にはない特殊なコースなんですけど、全体としては上手に走ってくれました。課題としていたスローペースでの折り合いや最後の直線での反応など、しっかりクリアしてくれたかなと思います。でもまぁ、課題が残った一戦でもあったので…。レース後は、みなさんを不安にさせるようなコメントばかりしてすみませんでした(苦笑)。
吉田 素直でいいなと思ったけどな(笑)。
──レース後のインタビュー映像を拝見しましたが、勝利ジョッキーらしからぬ厳しい表情をされていましたよね。
北村 個人的に騎乗停止になってしまったというのもありますが…。やっぱり、最後に少し止まってしまったなぁというのと、フォルスストレートから直線を迎えるにあたって徐々にスピードを上げていくところが上手くいかなくて。次に向けて、・・・
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