【毎日王冠】レーベンスティールが復活の勝利で重賞4勝目 津村明秀騎手会心の騎乗が光る

2025年10月06日(月) 18:00

次走は海外か、国内か

重賞レース回顧

毎日王冠を制したレーベンスティール(撮影:下野雄規)

 ホウオウビスケッツ(父マインドユアビスケッツ)が主導権を握り、クビ差2着に粘った昨年の「毎日王冠」の前半1000m通過はスローで「59秒4」。続く天皇賞(秋)もマイペースに持ち込んだ同馬の前半1000m通過は「59秒9」だった。

 だが、5歳の今秋一段とパワーアップしたホウオウビスケッツは、今年の方が強気だった。前半に少しからまれたこともあるが、前半1000m通過は「58秒6」。ただし、これはさしてきついペースではなく、今年も寸前まで粘りに粘って、自身の最後の後半3ハロンは「11秒2-11秒1-11秒5」=33秒8。半馬身差の2着で、1分44秒1。2022年サリオスのレースレコードとタイ記録だった。賞金加算に成功したので、今年も天皇賞(秋)に出走してペースのカギを握る1頭となりそうである。

 この流れにもっとも巧みな追走となったのが・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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