【秋華賞予想】ハイペースの消耗戦になりやすいレースで狙いたい馬とは?

アプリ限定 2025年10月16日(木) 18:00

こちらのコラムでは、俺プロ出身のYUTA氏が当週の重賞有力馬を診断。「あり」か「なし」かの2択でジャッジします。

今週YUTA氏が注目したのは、京都競馬場で行われる秋華賞(GI)。実力派の見解を、ぜひ予想の参考にお役立てください!

スタミナの担保が重要

 まずはコースの特徴について。

 京都芝2000mはスタンド前の直線の半ばからのスタートで、1コーナーまでの距離が約300mと短めであり、また、1〜2コーナーの角度もきつめなので、前半はペースが落ち着くことが多い。ただ、残り800m辺りから下り坂が始まるので、ペースアップのタイミング自体は早くなりやすく、瞬発力と持続力の双方が問われるコースとなっている。

 次にレース傾向について。

多頭数のレースで序盤のポジション争いが激しくなりやすいうえに、3歳牝馬限定戦なので、本来はマイル以下の距離が合っているような馬の出走も多くなりがちなこともあってか、コース傾向とは異なり、前半から速いペースで流れやすい傾向にある。

YUTAの「この馬どっち?」

 
上の表は京都開催過去10年の前後半5Fのラップをまとめたものだが、10年中6年で1.0秒以上の前傾ラップ(※2024年は大逃げ馬が作ったペース)となっているように、非常にタフな消耗戦が多いというのが見て分かる。

その結果、先行馬不利で差し馬有利の傾向が顕著に現れており、3着以内好走馬30頭中14頭が3角10番手以下から追い込んできた馬であり、一方で3角5番手以内に位置していた馬は[1-1-4-50]と苦戦が目立っており、メンバー構成次第ではあるが、基本的には差し馬を重視すべきと言える。

 また、ハイペースの消耗戦だけあってスタミナ面の担保も重要となっていて、前傾ラップとなった年の3着以内好走馬21頭中16頭が、レース上がりが35.0秒以上掛かった1800m超の重賞で3着以内の経験があるか、もしくは2000m以上で勝利経験があった馬だったので、ペースが流れそうなメンバー構成であれば、その点を注視するのが得策となりそう。

以上のことをふまえて今年のメンバーを見てみると、逃げ馬こそ少ないものの、折り合い面での難しさを抱える馬や先行馬が多数いるので、現時点では傾向通りハイペースの消耗戦になる可能性が高いとみている。

【上位人気想定馬ジャッジ】

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YUTA

2021年9月の俺プロ最強位バトルで上位入賞し、同年11月にウマい馬券でデビュー。2023年には年間プラスを達成し、その実力が本物であることを証明した。回収率はもちろんのこと、全予想家の中でも上位を誇る安定した的中率の高さもYUTA氏の特徴で、派手さはないものの万人受けする予想でファンを拡大している。

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