【佐々木大輔騎手】「ひと鞍を乗るのに苦労した日々があってこそ…」──菊花賞にレッドバンデと挑む若武者が明かすここまでの道のり

2025年10月19日(日) 18:01

今週のFace

▲今勢いに乗る若武者・佐々木大輔騎手に話を伺いました(撮影:山中博喜)

今年ここまで重賞3勝を挙げ、今月末のBCターフスプリントにインビンシブルパパとの参戦も決定するなど着実にトップジョッキーへの道を歩む4年目の若武者がいます。その名は佐々木大輔騎手。

今でこそ、その名を聞かない日はない佐々木騎手ですが、デビュー間もない頃には騎乗機会がない日もあるなど苦難の日々を経験。それらを経て、今年7月に達成したJRA通算200勝は「多くの方の支えのおかげ」と周りへの感謝を口にします。ここまでの騎手生活を赤裸々に振り返っていただきました。

また、そんな彼が菊花賞でコンビを組むのはレッドバンデ。前哨戦のセントライト記念で、ともに切符を獲得した相棒との一戦に向けての意気込みも伺いました。“京都外回り”への対策とは一体──。

(取材・構成=小野響介)

今月末にはBCターフスプリントへの参戦も決定

──前走セントライト記念で3着に入り、菊花賞への切符を獲得しました。改めて振り返ってください。

佐々木 勝った2走前の1勝クラスと同じような形でレースを進めました。ただ、3着に負けてしまったので、乗り方を考えなければならないと思ったレースでした。

──具体的にはどのように感じましたか。

佐々木 ギリギリまで脚をためるよりは、徐々にエンジンをふかしながら進め、勢いがついた状態で直線をむかえる形が理想だと思いました。

今週のFace

▲前走セントライト記念は3着に(写真左、撮影:下野雄規)

──レッドバンデは青葉賞4着、セントライト記念3着と重賞で上位の力を示しています。この馬のいいところはどこになりますか。

佐々木 メンタル面では落ち着いてレースに臨めますし、自分がしたいと思うようなレースを実戦で実現できるセンスの良さがあります。

──6月の自己条件勝ちから3か月。ひと夏を越して成長を感じた点はありますか?

佐々木 この馬なりには成長して・・・

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