【秋華賞予想】波乱もありえる中距離戦 人気馬カムニャックは二冠達成なるか

2025年10月18日(土) 18:00

迎え撃つ有力各馬の評価は?

 2000mの「秋華賞」が創設されてここまで29回。誕生した「牝馬三冠馬」は6頭に達する(この間、牡馬三冠馬は3頭)。牡馬の三冠と異なり、牝馬三冠の距離は「1マイル-1マイル半」に集中しているから納得の記録だろう。

「桜花賞、秋華賞」の二冠馬は3頭。一方、「オークス、秋華賞」の二冠馬は5頭もいる。当初は、桜花賞1600mの好走組がオークス2400mの好走組より成績が良かったが、最近10年の秋華賞馬のうち5頭がオークス馬(春の二冠馬を含む)。最初のころに比べ、こなせる距離の幅が広い中距離型が有利になった。

 これには「強い牝馬」の出現が関係すると思われる。かつてAクラスの牝馬の数は限られたが、近年、明らかに全体レベルは上がった。距離限定のスペシャリストは別にして、2000-2400mのビッグレースに対応できる総合力が求められるといえる。

 人気のカムニャック(父ブラックタイド)は体調一歩の時期もあったが、・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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