【菊花賞予想】やや異色なメンバーで加わる影響は?

アプリ限定 2025年10月22日(水) 12:00

こちらのコラムでは、俺プロ出身の奇才・のれん氏が当週の重賞注目馬を公開。ただ強いというだけでなく、馬券で期待値がとれそうな「妙味ある馬」を紹介していただきます。

今週のれん氏が注目したのは、京都競馬場で行われる菊花賞(GI)。実力派の見解を、ぜひ予想の参考にお役立てください!

前走コーナー通過順から見えてくる傾向

 京都芝3000mは最初のコーナーまでの距離が200m弱と短いうえ、スタートからすぐ上っていくコースなのでポジション争いにおいては内枠が有利。とはいえ長距離戦でレース中の動きが多いことを考えると、レース全体における枠順の有利不利はあまり考える必要はないと考えている。

 ただ、今年のメンバーを見て感じたのが例年に比べて前目で競馬してきた馬が多いという事。菊花賞の前走で最初のコーナーをメンバー中の1/3より前にいた馬の割合は、過去10年で2017年を除きすべて20〜30%台となっているが、今年は登録馬20頭のうち10頭がその条件に該当する。

 逆に前走最初のコーナーで2/3より後ろにいた馬は抽選対象のアロンディとエリキングの2頭だけでこれも極端に少ない。そう考えると、今年は例年よりも枠順が結果に影響しやすい年と言えるかもしれない。

 そして今年のメンバーでもう一つ特徴的なことが春クラシック組の少なさで、皐月賞を走ったのがエリキング・キングスコール・ジョバンニ・ジーティーアダマンの4頭、日本ダービーを走ったのはエリキング・ジョバンニにショウヘイを加えた3頭だけ。

 ローテーションも多様化して菊花賞を回避する馬も多くなったとはいえ、過去10年で最も少なかったのは2021・22年の6頭。その分様々なステップから馬が参戦してきていて、その比較は難しくなってきそう。

 東西のトライアルで日本ダービー組が強さを見せたが、すでに古馬重賞2着馬と3勝クラス勝ち馬を輩出している青葉賞組も負けておらず、基本的にはこのラインが中心の争いになるのではないか。

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のれん

人気落ちを狙い、買い時を逃さない俺プロ出身の人気予想家。本格的に競馬予想を始めてから僅か3年で年間回収率115%を達成し、2021年11月にウマい馬券でデビューを果たした。馬場や枠順はもちろん、血統・馬体・走法などから見る適性も重要視しており、その実力には現在活躍中のプロ予想家たちも絶賛している。

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