アプリ限定 2025年10月22日(水) 12:00
こちらのコラムでは、俺プロ出身のバフンウニ氏が当週の重賞注目馬についての見解、さらに平場予想でも使える馬券テクニックを紹介。特別登録時点での独自指数も併せて公開します。
今週バフンウニ氏が注目したのは、京都競馬場で行われる菊花賞(GI)。実力派の見解を、ぜひ予想の参考にお役立てください!
先週の秋華賞は、桜花賞馬とオークス馬の双方が出走するなどメンバーが揃い、出走馬18頭のうち17頭が前走で重賞を走った馬だった。それに対して今週の菊花賞は、ダービー馬クロワデュノールが凱旋門賞へ、皐月賞馬ミュージアムマイルと日本ダービー2着馬マスカレードボールが天皇賞(秋)へ向かったことで、春の実績馬はやや手薄に。登録馬20頭のうち、11頭が前走で1勝クラス〜3勝クラスの条件戦を走った馬(うち2頭が除外予定)というメンバー構成になった。
菊花賞は、2歳戦を除くGIの中では、前走条件戦組の出走が最も多いレース。出走数が多いだけでなく、近10年で7頭が馬券に絡んでいるように、軽視することはできない。よって、トライアルの重賞の分析だけでなく、前走条件戦組の扱いも重要になる。
昨年までの5年間に世代混合の芝1800m以上の条件戦を勝った馬の、その後の成績を追ったのが以下の表。
3勝クラスを勝利した古馬の中で、後に重賞を勝ったのは約24%、GIで馬券に絡んだのは約5%にとどまっているのに対して、3歳馬の場合は、後に重賞を勝つ馬が5割を超え、3割の馬は後にGIで好走している。
また、3歳で3勝クラスを勝った馬は、次走成績で見ても高い回収率を記録している。
特に芝の中長距離においては、3歳で古馬相手に3勝クラスを勝った馬は重賞で通用する能力を持っている可能性が高い。 条件戦を勝ったばかりの馬が、重賞を含むオープンのレースに挑戦した場合はオッズが甘くなりがちだが、実際にはオッズ以上に好走している。
菊花賞でも、近年は特に前走条件戦組の好走が目立ち、一昨年の勝ち馬ドゥレッツァ、昨年の2着馬ヘデントールは前走で3勝クラスを勝った馬だった。春の実績馬が多くない今年のメンバー構成なら、条件戦組、特に3勝クラスを勝った馬は評価する必要がある。
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