2025年10月22日(水) 18:00
今週は菊花賞。京都競馬場、芝3000mで行われた近5回を調べると、3着以内に入った15頭はすべて、追い切り本数が標準以上の併用系統の調教タイプ。基本的にこの調教タイプに該当している馬の出走が多いというのはありますが、2024年なら標準トラックのメイショウタバルが5番人気で16着でした。
今年は上位人気に支持されそうな中に追い切り本数が標準以上の併用系統に該当しないであろう馬がいます。追い切りを見ていると、決して無印にして良さそうな動きではないのですが(笑)。正直、ちょっと悩んでいます。
【アルテミスS/マルガ】
函館デビューですが、栗東では坂路でもCWでも将来有望調教に該当していました。つまり、追い切りではめちゃくちゃ動いていたということですが、今回、栗東でじっくり調整すると、より動きが目立っているといってもよいでしょう。
10月9日にCWでマジックサンズと併せていますが、相手が一気に抜き去ったと思いきや、ゴール前でその差を詰めてきて、1コーナーに入る頃には並びかけています。瞬発力という意味では相手に負けましたが、むしろ良い追い切りになったと思います。なにせラスト2Fは11.5秒、11.2秒ですからね。これはもう文句なしに評価できる調教内容です。
文句なしに評価できる調教内容だったマルガ(10月21日撮影)
【アルテミスS/フィロステファニ】
新潟芝1600mで新馬勝ちしていますが、・・・
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井内利彰
調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ
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