【今村聖奈騎手→木之前葵騎手・ご指名対談】「後輩ができて見えた景色」女性ジョッキーが語る“教えること”と“自分らしさ”/第2回

2025年11月03日(月) 18:02

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▲今村聖奈騎手×木之前葵騎手対談第2回(c)netkeiba

シリーズ企画『ご指名対談』の第2弾。今回登場するのは、先日JRA通算100勝を達成した今村聖奈騎手と名古屋競馬で活躍を続ける木之前葵騎手です。

第2回の今回は、増えつつある“後輩女性騎手との関わり方”について。最近は周囲から「教えてあげて」と言われることが多くなったという今村騎手。キャリア4年目を迎え、立場の変化を感じるといいます。木之前騎手も、13年目を迎えた今年、初の後輩女性騎手がデビュー。それぞれが考える後輩との向き合い方について考えを明かします。

後半は、ともに“アイドルジョッキー”として取り上げられたデビュー当時についての話題に。「歯痒さを感じていた」と今村騎手が振り返れば、木之前騎手は「私でいいのかな…」と不安が強かったと告白。しかし、そんな様々な葛藤がある中で気づくことができたことが、今の自身を形作っているといいます。その気づきとは一体──。

第1回はこちら▼

【今村聖奈騎手→木之前葵騎手・ご指名対談】「デビュー前から憧れていた」地方の先輩ジョッキーに聞きたかったこと/第1回

(取材・構成=不破由妃子、撮影=netkeiba編集部)

周りから「教えてあげて」と言われる立場に…

今村 今年、名古屋でも久々に女性ジョッキーがデビューしましたよね。

木之前 うん、小笠原羚ちゃん。今年18歳だから、ひと回り以上年齢が離れているんだけど、13年目にして初めて女の子の後輩ができた。

今村 中央でも増えていて、今、厩舎実習にきている2年生は女の子が4人もいるんですよ。

木之前 4人も!?

今村 そうなんです。後輩が増えるということは、自分の立場も変わっていくというか、彼女たちを引っ張っていく存在にならなくちゃいけないんだろうなと思うんですけど、人に教えるのって大変じゃないですか。

木之前 すごく大変だよね。

今村 馬乗りって感覚的なものが多分にあるので、自分の感覚を押し付けるのも違うし、・・・

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