【天皇賞(秋)回顧】豪華メンバー勢揃いでジャパンCの好走に期待 天皇賞(秋)への回顧とは

2025年11月03日(月) 18:00

とうけいば回顧

天皇賞(秋)を制したマスカレードボール(撮影:下野雄規)

 今週の過去は天皇賞(秋)!

 頭数も揃い、豪華メンバーになりました。

 今後の秋GIに向けて、しっかりと回顧していきます。

2025年11月2日 天皇賞(秋)

舞台:東京 芝2,000m
勝ち時計:1:58.6
レースラップ:12.6 - 12.3 - 12.2 - 12.5 - 12.4 - 12.2 - 11.5 - 10.9 - 10.9 - 11.1
ペース:スローペース(62.0秒 – 56.6秒)
風向き:影響なし
脚質:やや前有利
馬場:やや内有利

【レースポイント】

1.前後半1000mのタイム差は5.4秒と異例の超スローペース
2.レースの上がり3ハロンは32.9秒と強烈な瞬発力戦
3.ポジションよりも瞬発力に特化した適性が問われた

【レース概要】

 メイショウタバルの楽逃げとなった今年の天皇賞(秋)は、前後半1000mが62.0秒 – 56.6秒と超スローペース。馬場やメンバーレベルを考慮すれば異例とも言えるほど遅いペースとなった。

 レースのラスト3ハロンは10.9秒→10.9秒→11.1秒と3ハロン連続で速いペースになり、上がり3ハロンは32.9秒と強烈な瞬発力戦。ここまで速いとポジション差はあまり関係なく、とにかく速い上がりを出せる適性が問われるレースとなった。

 また、馬場は内が使えるとはいえ、これだけ上がりが速いと道中でごちゃつくよりも外からスムーズに加速するメリットも大きい。したがって進路取りの有利・不利も少ない競馬となった。

 以上から今年の天皇賞(秋)は、スローの競馬とはいえ脚質は“やや”前有利。進路取りによる有利・不利は少なく、いかに速い上がりが出せるかという適性が問われるレースとなった。2000mというよりはもっと長い距離での適性に似ており、従って上位はジャパンCでも好走に期待できるだろう。

≪補足≫
 今年の天皇賞(秋)は、先月のアイルランドTと似たレース質。

【回顧点数表】
各馬がどれだけ能力を発揮できたか点数化。
普通が4点。なんらかの不利があった場合は3点以下。
反対に馬場や展開など恩恵があった場合は5点としています。

5点:スムーズで恩恵ある
4点:能力通り
3点:やや不利があるも許容
2点:不利による影響あり
1点:完全に参考外

【各馬解説】

1着:マスカレードボール 4点
 テンは速くないが、序盤のペースがかなり遅かったので主張して中団。・・・

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とうけいば

2019年6月、Twitterで全くの無名アカウントからスタートした予想家活動が瞬く間に急成長。2021年10月には自身初の単行本「降格ローテ」が出版され、いま最も波に乗る新進気鋭の若手予想家。

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