「フォーエバーヤングは化け物だと思ってた」──ミルコ騎手が語る“夢のブリーダーズカップ”

2025年11月05日(水) 18:02

ミルコレビュー

▲ミルコ騎手が“特別な2日間”を振り返ります(撮影:桂伸也)

遂に夢のブリーダーズカップ騎乗を果たしたミルコ騎手。思い通りの結果とはならなかったものの「楽しかった! 皆さんに感謝です」と晴れやかに話します。今回はそんなブリーダーズC週の出来事を振り返っていただきました。

期間中は日本の関係者とも久々の再会を果たせたそうで、快挙を挙げた矢作芳人調教師や坂井瑠星騎手とも話をしたのだとか。なかには「僕、佐々木大輔くんのエージェントやってた」という驚きのエピソードも。その真相やいかに──。

(取材・構成=森カオル)

いい手応えも「ローテーションがきつかったかな」

──ミルコさんにとって長年の夢だったブリーダーズCは、ジュベナイルフィリーズターフ(芝1600m)のブレイブデブが12着、フィリー&メアターフ(芝2200m)のラキカは競走中止に。結果は残念でしたが、楽しめましたか?

ミルコ 夢が叶って最高でした。ジョッキーはみんな「ひとつでも乗りたい!」って言いますね。そんなレースに、僕は2つも乗れたから。とっても幸せだったし、乗せてくれた関係者のみなさんに感謝です。結果は残念だったけど、とってもいい経験になりました。楽しかった。楽しむだけじゃなく、いつかは勝ちたいけどね!

──ブレイブデブは、好スタートからいいポジションで運んで、途中までは手応えもよさそうに見えたんですけどね。

ミルコ あのね、レースのあとにわかったんだけど、ソエが出ていたみたい。たぶんレース中も痛かったんだと思う。スタートをポンと出て、向正面でもめっちゃいいところにいたから、僕も「悪くないんじゃない?」と思ってたね。でも、・・・

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ミルコ・デムーロ

1979年1月11日、イタリア生まれ。弟のクリスチャン・デムーロはイタリアのジョッキー。1997年から4年連続でイタリアリーディング。1999年に初来日。2003年、ネオユニヴァースの皐月賞でJRAGI初制覇。続くダービーも制し、外国人ジョッキー初の東京優駿制覇。2015年3月1日付けでJRAジョッキーに。

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