みやこSを制したダブルハートボンド(c)netkeiba

　今週は平地重賞が3つ！

　中でも「これはGIか?!」と思わせるほど、超豪華メンバーが集まったみやこSを回顧に取り上げます。

2025年11月9日 みやこS

舞台：京都 ダ1,800m
勝ち時計：1:47.5
レースラップ：12.1 - 11.0 - 12.0 - 11.9 - 12.3 - 12.0 - 12.0 - 12.0 - 12.2
ペース：ややHペース(47.0秒 – 48.2秒)
風向き：影響なし
脚質：フラット
馬場：かなり内有利

【レースポイント】

1.雨の影響で時計が出る超高速馬場
2.湿った京都ダートらしく、かなり内が強い競馬
3.コーナーで外を回した馬は不利が大きく、着順以上に評価が必要

【レース概要】

　雨の影響で不良馬場となった今年のみやこSは、とにかく時計が出る超高速馬場。

　道中は1ハロン12.0秒とまったくペースは緩まず、ラストも大きく減速しなかったことでレコード決着。前で競馬していた馬はもちろん、後方の馬も追走に苦労していたため、脚質による有利・不利はなかった。

　一方、馬場は見ての通り特殊。

　ただでさえ内を立ち回るメリットが大きい京都ダートだが、時計が速くなったことで距離ロスを最小限に走るメリットは大きくなった。よって外を回した馬は不利が大きく、特に内から4頭分以上外を走った馬はノーチャンスの馬場状態だった。

　以上から、今年のみやこSの回顧ポイントはとにかく外を回した馬をチェックすること。また、GIIIとしてはメンバーレベルがかなり高い一戦で、敗戦した馬でも次走以降の巻き返しに期待できる注目のレースとなった。

【回顧点数表】

各馬がどれだけ能力を発揮できたか点数化。
普通が4点。なんらかの不利があった場合は3点以下。
反対に馬場や展開など恩恵があった場合は5点としています。

5点：スムーズで恩恵ある
4点：能力通り
3点：やや不利があるも許容
2点：不利による影響あり
1点：完全に参考外

【各馬解説】

1着：ダブルハートボンド　4点
　出たなりで2番手。道中はおさえきれないような手ごたえで追走し、残り600mで・・・