2025年11月16日(日) 18:00
福島芝2000で行われるハンデ戦。最近は24年3人気3着&23年12人気2着ダンディズム(母父シングスピール)、22年10人気1着ユニコーンライオン(母父ハイチャパラル)、21年5人気1着パンサラッサ(母父モンジュー)と、母父サドラーズウェルズ系が毎年のように激走している。
福島芝2000特有の前傾ラップと時計のかかる決着(近3年の勝ち時計は2.00.2〜2.00.9)で、サドラー系の持続力がモノを言うということか。取り上げた5頭ではニシノティアモがヌレイエフ≒サドラーズウェルズの3/4同血クロス5×4をもつ。ディープインパクトの血を引く馬は過去5年[0-0-0-16]と不振。(解説:望田潤)
アラタ
ジュエラーやワンカラットの甥で、ワントゥワンのイトコで、母サンシャインは愛知杯2着。母母バルドウィナはペネロープ賞(仏G3・芝2100m)勝ち馬。父キングカメハメハはドゥラメンテ、ロードカナロア、レイデオロなど数々の大レース勝ち馬を輩出した名種牡馬。母父ハーツクライの重厚さも表現された中距離馬で、昨年の福島記念は後出しのような捲り差しでついに重賞制覇。福島記念は3回出走して[1-0-2-0]で、時計がかかるのが合うようだ。
距離◎ スピード○ 底力○ コース◎
イングランドアイズ
オメガインペリアルの全姉でドンナセレーノの半妹でセナスタイルの半姉。母ヌーヴォレコルトはオークス馬。ゴッドインチーフも近親。父キングマンは8戦7勝の名マイラーで、日本ではシュネルマイスターやエリザベスタワーなどの父として知られる。父マイラー×母中距離の正統派配合で、ダンジグとリファールとミスプロをクロスする父母相似配合でもある。父と母を足して割ったようなイメージの中距離馬で、夏の小倉記念勝ちが1.59.9だから福島記念は合いそう。
距離◎ スピード○ 底力◎ コース○・・・
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望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」https://nas-quillo.hatenablog.com/
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