【エリザベス女王杯】レガレイラが3度目のGI制覇 これまでとは一線を画す雰囲気を漂わせ見事“秋の女王”の座に輝く

2025年11月17日(月) 18:00

快走を確信させるほどの“仕上がり”

重賞レース回顧

エリザベス女王杯を制したレガレイラ(c)netkeiba

 1番人気に支持された4歳牝馬レガレイラ(父スワーヴリチャード)の、レース前の期待をはるかに上回る完勝だった。

 この時まで10戦[4-0-1-5]。連戦連勝のチャンピオン牝馬ではなく、関西圏への遠征競馬に良績がないなど、不安視される一面もあったが、今回の最大の勝因は、改めてその秘める資質を「このデキなら100パーセント発揮できるに違いない」と確信させる素晴らしい気配の仕上がりだった。

 パドックでは、強敵相手のGIなので、高揚する気配を隠せない牝馬もいたが、レガレイラは直後に激しい戦いを控える牝馬とは思えないほど落ち着き払っていた。平然とパドックを周回するレガレイラは、明らかにこれまでのレガレイラとは一線を画す、多くのチャンピオン牝馬(女王)を連想させる雰囲気を漂わせていた。この姿をみて、快走を確信したファンが多かったにちがいない。

 素晴らしい状態に仕上げた陣営の手腕が絶賛されると同時に・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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