『悪いな、小牧』って──松本好雄オーナーのお別れ会に参加した小牧太騎手が思い出を振り返る

2025年11月18日(火) 18:01

太論

▲小牧太騎手が松本好雄オーナーとの思い出を回顧(撮影:稲葉訓也)

先週の『太論』でお伝えした通り、13日の園田5Rで久々にガンバルフトシに騎乗した小牧騎手。オーナーの伊藤永二郎さん、中央時代の元エージェント・淨閑延浩さんが現地で見守るなか、好位追走から直線で早々に逃げ馬を競り落とし、1番人気にふさわしい堂々たる勝利を収めました。

今回はそのガンバルフトシの回顧と、ファンの質問に答える形で、先のエリザベス女王杯を勝利した戸崎騎手の技術について言及。最後には、昨日お別れ会が行われたという松本好雄オーナーとの思い出も語ってくれました。

(取材・構成=不破由妃子)

1年9カ月ぶりのタッグで見事に勝利! ガンバルフトシの園田3勝目を飾る

──先週木曜日の日岡山公園スプリント(C3・ダ1230m)では、約1年9カ月ぶりにコンビを組んだガンバルフトシを見事に勝利に導きました。『太論』では、馬名が決まったときから追いかけてきたので、なんだかとても感動して…。

小牧 馬主の伊藤(永二郎)さんと、ようやく口取り写真が撮れましたわ。伊藤さんの馬ではビッグリヴァーサルでも勝っているけど、ガンバルフトシは中央で苦しんでいた僕を応援するために買ってくれて、馬名にも僕の名前を入れてくれてね。今回、園田にきてから初めて乗ったんやけど、メンバー的にチャンスがあるなと思っていたので、ホンマに勝ててよかったです。いいレースもできたし。

──1コーナーは内々で回って、向正面で外に出してジワッと上がっていきましたよね。その時点で、ほかの馬とは手応えが違ったので、これは勝つなと思いながら見ていました。

小牧 直線は手応えほど伸びなかった印象やけど、最後まで余裕はあったね。以前に乗っていた頃と・・・

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小牧太

1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。2024年には再度園田競馬へ復帰し、活躍中。史上初の挑戦を続ける。

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