アプリ限定 2025年11月26日(水) 12:00
こちらのコラムでは、俺プロ出身のバフンウニ氏が当週の重賞注目馬についての見解、さらに平場予想でも使える馬券テクニックを紹介。特別登録時点での独自指数も併せて公開します。
今週バフンウニ氏が注目したのは、東京競馬場で行われるジャパンカップ(GI)。実力派の見解を、ぜひ予想の参考にお役立てください!
ジャパンCは1着賞金5億円を誇り、有馬記念と並ぶ国内最高賞金のレース。全馬が全力で獲りにくるうえに、東京芝2400mという紛れの少ないコースで行われるため、実力が結果に反映されやすく、過去の好走馬も人気サイドに偏っている。馬券的には手を広げすぎず、能力比較を重視して狙いを絞りたい。
過去20年のジャパンCで過半数の11勝を挙げている最重要ステップが、天皇賞(秋)。
今年の天皇賞(秋)は、宝塚記念を速いペースで逃げ切ったメイショウタバルがペースを引き上げるかと思われたが、実際は前半62.0秒ー後半56.6秒という超スローペースに。前後半のタイム差5.4秒は、2000mのGIとしては過去最大だった。
メイショウタバルの武豊騎手がスローの逃げを打った理由の一つに、次走に向けての折り合い面の悪影響を避けたことが考えられる。
スピードを開放してハイペースの逃げを打ってしまえば次走で折り合いを欠くリスクが高くなるため、次走の有馬記念(当時はジャパンCとの両睨み)のことも考えてペースを落とすレースを選択した可能性がある。
また、逃げ馬だけでなく、それを追走した馬たちにとっても、距離延長となる次走を見据えればスローの方が好都合。過去10年、距離延長かつ、前走が芝2000m重賞(2歳戦除く)だった馬の成績を、前走のペース別で見てみると、 後半1000mタイムから前半1000mタイムを引いた値がマイナスとなる、いわゆる後傾ラップのレースを経由した馬の方が好成績を残している。
天皇賞(秋)→ジャパンCのローテーションで見ても、天皇賞がスローだった年の方が成績がいい。
今年の天皇賞(秋)がスローペースだったのは、距離延長となるここでは好都合。メンバーも揃ってハイレベルなレースだったこともあり、前走同レース組は積極的に買いたい。
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