【チャンピオンズC予想】毎年ヌレイエフが好走 左回り実績も重要

2025年11月30日(日) 18:00

急坂つきダ1800戦だから、良だとヌレイエフの血を引く馬(レモンポップ、ジュンライトボルト、チュウワウィザード、クリソベリル、ゴールドドリーム、クラウンプライド、インティ、ドゥラエレーデ、ハピ)が毎年好走するのは順当(ちなみに中京のチャンピオンズCはこれまで11回行われているが全て良馬場)。

ヘニーヒューズ産駒は中京ダートの重賞[0-0-0-16]、チャンピオンズC[0-0-0-5]で、セラフィックコールとペリエールには今年もイやなデータが…。過去5年の勝ち馬4頭のうち、レモンポップ(フェブラリーSほか)、ジュンライトボルト(シリウスS)、チュウワウィザード(川崎記念ほか)は左回りの重賞勝ち実績があった(残るテーオーケインズも左回りは2戦2勝)。3歳馬は出走数は多くないがドゥラエレーデ、クラウンプライド、ハピなど人気以上に走っている。(解説:望田潤)

アウトレンジ

 母クイーンパイレーツは本馬の他にもハピやリトルハピを産んでいる優秀な繁殖。母母カリフォルニアネクターはサンタイネスS(米G2・ダ7F)勝ち馬でダノンアイリスの母。父レガーロはエーピーインディ≒チャーミングラッシーの3/4同血クロス2×3をもつバーナーディニ産駒で、全日本2歳優駿2着などダートで活躍した。本馬はキングマンボとシアトルスルーのクロスで、今年は平安Sに勝ち帝王賞2着。前走みやこSは追走に手一杯で時計が速すぎたか。良馬場で巻き返し。

距離○ スピード○ 底力◎ コース◎

ウィリアムバローズ

 ローランドバローズの3/4兄で、イチブンの甥で、母ダイアナバローズは紫苑S勝ち馬。牝祖フルールロワイヤルは愛オークス2着。母母チッキーズディスコはミルリーフ2×3で芝中距離の重厚な斬れを伝えている。父ミッキーアイルの産駒は牝はナムラクレアのような才気溢れるスピード型が出るが、牡はパワーに振れやすくダート巧者が多い。かしわ記念2着、エルムS4着と相変わらず逃げるとしぶとい。ここも行く一手。

距離◎ スピード○ 底力○ コース○・・・

続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

望田潤

競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」https://nas-quillo.hatenablog.com/

関連情報

新着コラム

コラムを探す