【的場文男元騎手の帝王賞予想】強豪JRA勢に割って入る地方馬は? 先行有利な馬場傾向から有力馬をジャッジ/後編

2025年07月01日(火) 18:03

GIドキュメント

▲“大井の帝王”の帝王賞予想は!?(撮影:高橋正和)

今春、51年に渡る現役生活に自らピリオドを打った的場文男元騎手。68歳6か月でステッキを置くまで7424勝(その他JRA4勝)の金字塔を打ち立てました。年間リーディングを獲ること21回という騎乗成績はまさしく“大井の帝王”と言えるでしょう。

明日に迫った帝王賞を予想していただきました。地元大井の馬への思いが強い一方で、JRA勢の実力も冷静にジャッジ。“大井の帝王”の見解はいかに!?

前編はこちら▼

【的場文男元騎手の帝王賞予想】「あれは歴史に残る名勝負」──通算3勝誇るレジェンドが“会心の帝王賞”を語る/前編

(取材・文:中川明美)

 最近はテレビの競馬中継だけでなく他のテレビ番組も楽しんでいるという的場文男さん。

「冬のソナタ、あれいいね。感動しちゃったよ」と、懐かしの韓流ドラマに夢中になっている姿を想像すると微笑ましい。

「帝王賞は自分にとって思い出深いレース。その昔は2800mで、二度目にカウンテスアップに騎乗した1986年から今のような2000mに距離が短縮された。大井の2000mは最初のコーナーまで距離があるから枠順の差もそうなくて、馬の力量が発揮できる条件」

 帝王賞はダート競馬の上半期グランプリレース。

 的場さんは30回騎乗し、3勝、2着4回、3着5回と好勝負を繰り広げてきた。

 それでは今年の帝王賞の見解を聞いていこう。


 前開催あたりから大井の馬場は圧倒的に先行有利になっている。だからある程度、前でも競馬できる馬を考えたい。勢いのあるJRA勢が揃ったなかでもミッキーファイトはこれまでのレースぶりが特に強い。前走はリードを広げる圧巻なレースだったよね。どこからでも競馬ができるし内枠からスッといいところつけられそうだ。

GIドキュメント

▲ミッキーファイト(撮影:稲葉訓也)

・・・

続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

netkeiba特派員

有名予想家・ライターによるGIスペシャルコラムや、有力馬密着レポート、1週前からの調教レポートなど、GIレースの攻略情報をどこよりも詳しく、より濃密にお届けします。公開はプレミアムサービス限定となります。

関連情報

新着コラム

コラムを探す