【ステイヤーズS予想】最近はステイゴールド系の運動会 今年も父ゴルシや母父ステイが…

2025年11月30日(日) 18:00

中山芝内3600のマラソンレース。最近はオルフェーヴル産駒が走りまくる重賞で、23年はアイアンバローズ1着、22年はシルヴァーソニック1着、21年はアイアンバローズ2着シルヴァーソニック3着、20年はオセアグレイト1着タガノディアマンテ2着。しかも22年はゴールドシップ産駒プリュムドールが2着で、ステイゴールド系が3600mをグルグル回る運動会と化している(24年はゴールドシップ産駒ゴールデンスナップが1人気4着と裏切る結果に…)。取り上げたなかでは、ヴェルミセルとマイネルカンパーナが父ゴールドシップ、ホーエリートが母父ステイゴールド。(解説:望田潤)

ヴェルミセル

 ヒシカツジェームスの姪で、ドロップオブライトやプレシャスエースのイトコ。母マルーンドロップはJRA2勝(芝1700〜1800)。ブレイブスマッシュやライラックも同牝系。父ゴールドシップはステイゴールドの代表産駒でユーバーレーベンなど牝駒がよく走る。母父コンデュイットはキングジョージVI世&クイーンエリザベスS勝ち馬でニシノティアモやニシノレヴナントの母父。京都大賞典はジワジワ差してきたが、持続力あるストライドが武器で、開幕週の中山内回りで外から差し込めるかどうか。

距離○ スピード○ 底力◎ コース○

クロミナンス

 ラッジオの半兄で、フラガラッハやエスティタートやフェルメッツァの甥で、母イリュミナンスはクイーンS3着。父ロードカナロアは世界の短距離王でアーモンドアイ、パンサラッサ、サートゥルナーリアなどを輩出。母母スキッフルはトニービン産駒でハイペリオン4・6・6×5・6・6。産駒がみんな晩成だったのもうなずける。ヌレイエフとトニービンから受けたナスペリオン的ストライドは東京向きだが、ここは長休明けを叩いた変わり身に期待。

距離○ スピード◎ 底力◎ コース○・・・

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望田潤

競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」https://nas-quillo.hatenablog.com/

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