【安田記念回顧】ガッツポーズ解禁の真相は──「川田さん、そろそろイメチェンを!」恩人が送り続けた“解放”へのアドバイス【後編】

2025年06月19日(木) 18:02

“VOICE”

▲川田騎手が“ガッツポーズ”の裏側を明かす!(撮影:下野雄規)

6月8日、東京競馬場で行われた第75回安田記念。先頭でゴール板前を駆け抜けたのは川田騎手とジャンタルマンタルのコンビでした。この“復活の勝利”を挙げた一戦の回顧を2週にわたってじっくりお届けします。後編の今回は、話題になった“ガッツポーズ”について。

川田騎手としては珍しいガッツポーズ──。そこには「彼のおかげでここまでの僕の仕事がある」と川田騎手が語る、8年にわたり身体のメンテナンスを担当する理学療法士の小野さんとの約束がありました。間近でずっと支え続けてくれるパートナーから送られ続けた「イメチェンしましょう」という言葉が、今までも川田騎手を変えてきたといいます。身体だけでなく心も支える彼とのエピソードなどを明かします。

前編はこちら▼

【安田記念回顧】香港での不可解な惨敗、向正面での接触──「早々に勝ちを確信できるような簡単なレースではなかった」

(取材・構成=不破由妃子)

長年の「ガッツポーズを解禁しましょう」が遂に

──前回は安田記念のゴールまでを振り返っていただきましたが、見どころはゴール直後にも。“感情爆発型”にも胸が熱くなりますが、ああいうガッツポーズもいいものですねぇ。これぞ“大人の男のガッツポーズ”だなと(笑)。

川田 アハハハ! 自分でも、JBC(クラシック)のときよりはマシだったかなと思います(笑)。

──身体のケアをしてくださっている理学療法士さんとの約束だったそうですね。

川田 はい。僕が腰を3カ所骨折して休んだときからだから…、2017年ですね。以来、・・・

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川田将雅

1985年10月15日、佐賀県生まれ。曾祖父、祖父、父、伯父が調教師という競馬一家。2004年にデビュー。同期は藤岡佑介、津村明秀、吉田隼人ら。2008年にキャプテントゥーレで皐月賞を勝利し、GI及びクラシック競走初制覇を飾る。2016年にマカヒキで日本ダービーを勝利し、ダービージョッキーとなると共に史上8人目のクラシック競走完全制覇を達成。

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