【函館記念予想】開催変更から浮かび上がる狙い目とは?

アプリ限定 2025年06月25日(水) 12:00

こちらのコラムでは、俺プロ出身の奇才・のれん氏が当週の重賞注目馬を公開。ただ強いというだけでなく、馬券で期待値がとれそうな「妙味ある馬」を紹介していただきます。

今週のれん氏が注目したのは、函館競馬場で行われる函館記念(GIII)。実力派の見解を、ぜひ予想の参考にお役立てください!

レベルの高いメンバーが集まりやすい理由

 函館開催が短縮された2012年以降、改修や東京オリンピックによる変則開催の年を除くと開催最終週かその前に行われてきた函館記念だが、今年は開幕3週目の開催となる。

 函館記念と言えば巴賞、巴賞と言えば函館記念と言ってもいいレベルに巴賞とセット扱いされていたレースで、実にここ10年函館記念の全出走馬159頭中55頭、確率でいうと約35%が前走巴賞からのローテーションだった。それが今年からは函館記念の方が先に開催されることになる。

 それだけにとどまらず、出走馬数2位の新潟大賞典、3位の鳴尾記念、エプソムCも揃って今年から開催時期が変更された。

のれんの腕押し

 1週変わっただけの新潟大賞典はともかく6月に行われていた鳴尾記念とエプソムCの変更の影響は大きく、これによって芝1800〜2000m路線の重賞が5月中旬の新潟大賞典から函館記念まで一つもなくなり、都大路SやメイSの開催時期が変わったくらいでそれによってオープン特別が増えた訳でもない。

 これ以降は年末まで一番開いていても中3週で芝1800〜2000mの重賞が行われていることを考えても違和感のあるレース編成で、サマー2000シリーズに馬を集めたい意図でもあるのかと邪推してしまう。

 まあそれは良いとして、つまりは昨年まで鳴尾記念を使っていたような馬は函館記念まで使うレースがないという事で、それによってダブついた出走資源が流れ込んでくることが想定される。

 加えて昨今の猛暑を考えると暑い時期を比較的涼しい北海道で過ごせる利点があり、札幌記念と中6週という間隔を考えても、ハンデ戦とはいえこれまでよりもレベルの高いメンバーが集まりやすくなると考えるのが自然。

 そして鳴尾記念の出走馬の90%近くが関西馬だったこと、サマー2000シリーズの重賞で西開催は小倉だけということを考えれば、より流れてきやすいのは関西馬。出走していれば人気が確実だったデシエルトが回避したのは残念だったが、それでもなかなかのメンバーが揃ったので好レースを期待したい。

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のれん

人気落ちを狙い、買い時を逃さない俺プロ出身の人気予想家。本格的に競馬予想を始めてから僅か3年で年間回収率115%を達成し、2021年11月にウマい馬券でデビューを果たした。馬場や枠順はもちろん、血統・馬体・走法などから見る適性も重要視しており、その実力には現在活躍中のプロ予想家たちも絶賛している。

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