【エルムS回顧】古馬ダート重賞を制したぺリエールの回顧とは

2025年08月11日(月) 18:00

とうけいば回顧

エルムSを制したぺリエール(撮影:山中博喜)

 今週の平地重賞はCBC賞とレパードS、エルムS!

 久々に古馬ダート重賞がありましたので、今回はダート戦の回顧。エルムSを取り上げます。

2025年8月9日 エルムS

舞台:札幌 ダ1,700m
勝ち時計:1:43.5
レースラップ:7.0 - 11.0 - 12.1 - 12.6 - 12.3 - 11.6 - 11.8 - 12.6 - 12.5
ペース:平均ペース
風向き:影響なし
脚質:フラット
馬場:フラット

【レースポイント】

1.スパートタイミングは早いがペースは平均。脚質による有利・不利なし
2.3コーナーからペースが速く、やや外目を回す負荷あり
3.例年よりメンバーレベルは高く、ダート重賞らしく評価が必要なレース

【レース概要】

 今年のエルムSは外からウィリアムバローズが強引に逃げたとはいえ、前半500mが30.1秒と決して速くないペース。

 向こう正面でトロヴァトーレがまくったことでスパートタイミングは早いものの、脚質的な有利・不利の少ない競馬になった。

 残り800mから一気にギアが上がっており、レースラップだけみれば大沼Sと似たレース質。舞台は札幌、函館と異なるとはいえ、勝ったペリエールにとっては得意なレース展開となっていた。

≪2025年 エルムS≫
7.0 - 11.0 - 12.1 - 12.6 - 12.3 - 11.6 - 11.8 - 12.6 - 12.5

≪2025年 大沼S≫
7.1 - 10.8 - 11.5 - 12.2 - 12.8 - 11.6 - 12.4 - 12.5 - 12.4

 札幌はコーナー角が大きいので外を回すロスは少ないコースだが、それでも3コーナーから1ハロン11秒台なら外を回す負荷はある。よって内をロスなく競馬する馬がやや有利な競馬と判断。

 今年のエルムSは1700m戦にしてはメンバーレベルが高く、上位はダート重賞常連組。着順以上に評価が可能で、出走馬の多くは次走も注目したい。

【回顧点数表】

各馬がどれだけ能力を発揮できたか点数化。
普通が4点。なんらかの不利があった場合は3点以下。
反対に馬場や展開など恩恵があった場合は5点としています。

5点:スムーズで恩恵ある
4点:能力通り
3点:やや不利があるも許容
2点:不利による影響あり
1点:完全に参考外

【各馬解説】

1着:ペリエール 4点
 出たなりで番手後ろ。終始砂被る競馬で・・・

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とうけいば

2019年6月、Twitterで全くの無名アカウントからスタートした予想家活動が瞬く間に急成長。2021年10月には自身初の単行本「降格ローテ」が出版され、いま最も波に乗る新進気鋭の若手予想家。

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