2024年11月25日(月) 18:00
ジャパンCを制したドウデュース(撮影:下野雄規)
今週の回顧はもちろんジャパンカップ。
東京競馬場で観戦していたのですが、とんでもない人の数と熱狂でびっくりしました。ゴリアットの米国人馬主、ジョン・スチュワート氏が「真の勝者は日本の競馬ファン」とおっしゃっていた通り、このレースを生で見たことは一生の宝になりそうです。
個人的にも◎シンエンペラーでいい思いをさせてもらいました。早速ですが、次走で狙える馬を見つけるべく回顧していきます。
2024年11月24日 ジャパンC
舞台:東京 芝2,400m 勝ち時計:2:25.5 レースラップ:12.7 - 11.4 - 13.0 - 12.9 - 12.2 - 12.3 - 12.5 - 12.6 - 12.5 - 11.5 - 10.8 - 11.1 ペース:超スローペース(62.2秒 - 58.5秒) 風向き:影響なし 脚質:前有利 馬場:フラット
【レースポイント】
1. まくりが入っても超スローペース! 前有利の瞬発力戦 2. コーナーもペース緩く、外を回すデメリットはなし。内外フラットな競馬 3. 天皇賞(秋)に引き続き超スロー3ハロン戦であまり例がない傾向
【レース概要】
逃げ馬不在だった今年のジャパンCはシンエンペラーが積極的に逃げる競馬。スローペースに持ち込んだことで向正面ではドゥレッツァのまくりが入ったが、それでもレース中盤では1ハロン12.2秒が最速と、かなり遅いペース。
直線入口まではだれも動かない瞬発力特化型の3ハロン戦になり、前有利で瞬発力が求められるレースになった。(レースラップ参照)
馬場は内がやや荒れていたことに加え、3〜4コーナーでもペースが緩み、外を回すデメリットはほとんどなし。むしろラストまで大きく減速しない競馬になったことから、馬群の中で追い出しが遅れるよりは、外目をスムーズに加速できる馬に恩恵がある。よって脚質的には前有利、馬場は内外フラットな競馬だった。
なお、ジャパンCがラスト3ハロンの瞬発力戦になったのは近年だと例がなく、天皇賞(秋)に次いで超スローの競馬になっている。それだけ今の芝中距離路線では強い逃げ馬(先行馬)が不在ということであり、しばらくは先行力ある馬が穴をあけるパターンが増えそうなので覚えておきたい。
【回顧点数表】
各馬がどれだけ能力を発揮できたか点数化。 普通が4点。なんらかの不利があった場合は3点以下。 反対に馬場や展開など恩恵があった場合は5点としています。
5点:スムーズで恩恵ある 4点:能力通り 3点:やや不利があるも許容 2点:不利による影響あり 1点:完全に参考外
【各馬解説】
1着:ドウデュース 3点 いつも通り出たなりでほぼ最後方。超スローペースを嫌い、4コーナーでは外から早めに仕掛けてスパート。ピッチ早い走法だけに一気に先頭に立つと、ラストはバテたがどうにか粘って勝利。
展開はまったく向いてないが、・・・
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とうけいば
2019年6月、Twitterで全くの無名アカウントからスタートした予想家活動が瞬く間に急成長。2021年10月には自身初の単行本「降格ローテ」が出版され、いま最も波に乗る新進気鋭の若手予想家。
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