【札幌記念予想】格がモノを言うレースだが今年は?

アプリ限定 2025年08月14日(木) 18:00

こちらのコラムでは、俺プロ出身のYUTA氏が当週の重賞有力馬を診断。「あり」か「なし」かの2択でジャッジします。

今週YUTA氏が注目したのは、札幌競馬場で行われる札幌記念(GII)。実力派の見解を、ぜひ予想の参考にお役立てください!

例年に比べてメンバーレベルに疑問符

 まずはコースの特徴について。

 札幌芝2000mは4コーナー奥のポケットからのスタートで、1コーナーまでの距離が約380mと十分にあることから、序盤はペースが上がりやすい。その上、コーナー半径が大きくて角度も緩いので、中盤以降も淀みなく流れることが多く、持久力が問われるコースとなっている。

 次にレース傾向について。

 レース間隔的に秋のGIへのステップレースにしやすいこと、実績馬でも斤量が重くならない定量戦であること、これらが要因でメンバーレベルが高くなりやすいレースだけに、前走GI組の好走が目立っている。

YUTAの「この馬どっち?」

 上の表は過去10年の前走クラス別成績をまとめたものだが、馬券圏内の大半を前走GI組と海外組が占めているように、実績上位馬が順当に好走することが多く、実績の少ない馬が好走するにはハードルが高いレースと言える。

 ただ、今年はGIで馬券圏内の経験がある馬が4頭(その内の1頭は2歳GIでのもの)と少なく、例年に比べるとややメンバーレベルが低い印象があるので、実績の少ない馬にも好走のチャンスは十分にあるとみる。

 また、コース傾向通り淀みのない流れになることが多いこともあってか、差し馬の好走も多く、過去10年の3着以内好走馬のうち13頭が3角7番手以下に位置していた馬だったので、少頭数やペースが落ち着きそうなメンバー構成でなければ、先行馬よりも差し馬を重視するのが得策と言えそう。

 さらに、Cコース替わりの初週に開催されていた例年と違い、今年はAコース4週目での施行になる点もポイント。これによってCコース替わり初週の開催だった時に生じていた内枠有利の傾向が弱まり、外枠の台頭が増えてくる可能性も十分に考えられることは頭の中に留めておきたい。

【上位人気想定馬ジャッジ】

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YUTA

2021年9月の俺プロ最強位バトルで上位入賞し、同年11月にウマい馬券でデビュー。2023年には年間プラスを達成し、その実力が本物であることを証明した。回収率はもちろんのこと、全予想家の中でも上位を誇る安定した的中率の高さもYUTA氏の特徴で、派手さはないものの万人受けする予想でファンを拡大している。

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