2025年06月24日(火) 18:02
▲アメリカでの騎乗の背景にあったものとは(撮影:林真衣)
先週末、驚きの知らせが飛び込んできました。ミルコ騎手が7月から3か月、西海岸を中心にアメリカで騎乗するというニュースです。今回はその決断までの経緯をファンの皆様に明かします。
アメリカでの騎乗について「昨年の夏ごろから考えていた」というミルコ騎手。アメリカでエージェントを務める知人から度々届いていた熱烈なお誘いがきっかけだったといいます。しかし、なかなか実現には至らず、その間様々な葛藤との戦いがありました。そんななかで受けることになった今回のオファー。なぜこのタイミングで行くのか、騎乗の目的など気になるその背景を、ミルコ騎手が赤裸々に告白します。
『太論』で小牧太騎手もエール▼
(取材・構成=森カオル)
──7月の中旬から、アメリカの西海岸で騎乗することが発表されました。ついに決断されたんですね。
ミルコ はい。去年の夏頃からずっと考えていたけど、乗りたい馬もいっぱいいたし、そういう馬で結果を出していけば、ちょっとは流れが変わるかな…と思って我慢していたけど、やっぱりダメだったね。最近は1日1鞍とか2鞍の日もあって、ほかの人がどうかはわからないけど、僕はそれではコンディションがキープできない。「動きたい! 乗りたい!」となって、ストレスばっかり溜まっちゃう。だからもう動かなくちゃ。
──徐々にアメリカ行きの準備をしていたんですか?
ミルコ 準備をしていたというか、向こうからずっと「来て来て!」と言われていたから。
──あ、そうなんですね。ミルコさんから持ち掛けたわけじゃない。
ミルコ そうです。なかなかタイミングが合わなくていい返事ができなかったんだけど、ずっとエージェントのトニー・マトスから「来て来て!」と言われていました。
──ケント・デザーモ騎手やピンカイ・ジュニア騎手のエージェントをされていた方だとか。
ミルコ 僕も彼とは前から知り合いだったね。そんな彼がずっと・・・
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ミルコ・デムーロ
1979年1月11日、イタリア生まれ。弟のクリスチャン・デムーロはイタリアのジョッキー。1997年から4年連続でイタリアリーディング。1999年に初来日。2003年、ネオユニヴァースの皐月賞でJRAGI初制覇。続くダービーも制し、外国人ジョッキー初の東京優駿制覇。2015年3月1日付けでJRAジョッキーに。
プロフィール
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