2025年11月17日(月) 18:00
競馬専門紙「馬サブロー」が誇るパドックの達人・吉田順一トラックマンにマイルチャンピオンシップ出走予定馬の中から12頭の馬体診断を行っていただきました。
(デイリースポーツ 馬サブロー・吉田順一)
ウインマーベル
美浦・深山雅史 牡6
▲11月12日撮影(c)netkeiba
スカッとしたフォルムだったスワンSは4着に終わったが、ハイペースの厳しい流れに巻き込まれたもの。悲観する内容ではない。今回は中5週のローテで1週前は松山騎手を背にハードな調整。いつも通り後肢を流したポージングだが、前走時より全体的に厚みとボリュームが増しあばらもくっきりと見せている点は好感。この馬らしいシルエットに変貌し上昇ムード。
チェルヴィニア
美浦・木村哲也 牝4
1週前追い切りはビシッと追われて及第点の伸び脚。ただ楽な手応えでグッと加速していた好調時に比べると少し物足りなさが残るのは事実。とはいえ、今回は前腕や肩部分から胴にかけての筋肉量がアップし、やや前が強いシルエットになってきているあたりは血統がなせる業かもしれない。トモも前走よりは丸みが出てきている点はプラス材料で、マイラーっぽくなってきた。
トウシンマカオ
美浦・高柳瑞樹 牡6
この秋3走目だが、1週前追い切りは口向きやハミ受けもスムーズで一番良く見せた。ただ今回はNHKマイルC以来となる3年半ぶりのマイル戦がポイント。相変わらず腹袋が大きく前腕とトモのボリュームは満点。あばらもしっかりと見せており、体調自体は叩きつつ上がっているのは間違いない。ただ肩の角度や背中の短さ、脚元のクッション性からスプリント色は強い。
レーベンスティール
美浦・田中博康 牡5
▲11月13日撮影(c)netkeiba
胴がゆったりとしトビも大きいため、段階通りにギアを上げて長くいい脚を使えるタイプ。前走は良績のある千八で好位から抜け出す横綱相撲で4個目の重賞タイトルを獲得した。今回は再びマイル戦に挑むが、2走前のしらさぎSとは別馬かと思うシルエット。トモの厚みは同じぐらいでも、前腕のボリュームがかなり増したことで華奢な面は解消。マイルで戦える姿形だ。
アスコリピチェーノ
美浦・黒岩陽一 牝4
寒い時期の牝馬らしく冬毛は出ているが、豊富な乗り込み量を誇り緩みのない仕上がり。勝利したヴィクトリアマイルはやや後肢を流したポージングだったが、今回は四肢でしっかりと地面をつかんでバランスのいい姿形となっている、とはいえ今回は前側の撮影ということも多少あるのか、いつも以上に前が強くトモの厚みも好調時よりは劣る印象。2走前ほどではない。
エルトンバローズ
栗東・杉山晴紀 牡5
510キロ以上での戦績は[0-1-2-7]だが、・・・
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